No.65 実際行ってみないとわからないよね!!ってことで行ってきました貧困かつちょっと危険な地域へ。。
今回はパラグアイの首都にあるバニャード(Bañado)という地域の視察に行ってきた話をしたいと思います。
うーん。ここは、スラム?と呼ばれるのでしょうか。
私の感覚的には、スラムではない!!!!だって、変な空気がしなかったから(笑)
スラムってもう絶対に入っちゃいけないっていう空気が出てますもん。。
しかしながら、バニャードは絶対に入ってはいけないチャカリータというスラム地域の近くにあるから安全かっていうとそうでもないかも・・・
(なので知り合いがいない場合にはいかないでください)
バニャードは、パラグアイの主要河川であるパラグアイ川のすぐ近くに位置しているため、大雨などにより川の水位が上昇するたびに地域全体で洪水が起き、家や店すべての建物が浸水してしまいます。
以下2枚の写真は、水位が上昇しているときの状況です(ネットから)
したがってそのたびに住民は、高いところに避難します。
避難といっても、避難先があるわけではないので板を使って自分たちで簡易的な家を作ります。はたしてこれは家といえるのでしょうか。
何ヶ月も戻れないときもあります。
また、この地域は農村から都市へ仕事を求めて出てくるも、仕事に就けず住む場所も得ることのできなかった人々によって作られました。
したがって正直とっても貧しい地域です。貧しい地域=危険地域となってます。
道に落ちているリサイクル可能なゴミを拾って売るという仕事をしている人がたくさんいます。(個人的には、道でお金をねだって人からお金をもらって生活している人もいる世の中でどんなに貧しくても仕事をしている人たちは本当に素晴らしいと思います。)
ニュースでこの情報が流れるたびに、なんて大変なんだろう。本当にかわいそう。と思っていました。
みなさんも家が浸水している映像や、非難している人の映像を見たら同じことを思いますよね?
だから、自分たちに何かできることはないか?ということで、まずは視察に行くことにしたんです。
隊員仲間である、教師のあつしさんもこの件に関して同じ気持ちだったので、今回は一緒にいきましたし何よりも心強かったです。
そして私のカウンターパートにお願いをして知り合いを紹介してもらい、地域を案内してもらいました。(今は、水位が下がっているので足を運ぶことができました。)
水位が上昇すると、このように板を使って道を作るそうです。(これは実際の写真です)
現在は水がだいぶ引いているため、地域に戻ってきている人もたくさんいました。
まさに引っ越し中(家に戻る)人たちもいました。
他にも家や家の周りを掃除している人たちもいました。
地域全体でずっとひどい匂いがしていました。
それは、下水と川の水が混じった汚水の匂いでした。
若干気持ち悪くなりました。
今回は、見学だけだったので何かできたわけではないですが、世界を回られているジャーナリストで冒険家の大川原 明さんにお願いをして現場の状況を発信してもらうことができました。(Facebookで記事をシェアしているので見てみてください)
パラグアイには日本の災害情報が入ってきますが、日本にはパラグアイの情報って届いてないですよね。
なので現場にいる私たちが自分たちで情報を発信することも必要だと思い、出会いの縁をきっかけに同行と情報発信をお願いしました。
今回の視察を通して、自分たちに何ができるかということは正直いって見えてきませんでしたが、ここに住んでいる人と知り合って、さらに関われることがまずは第一歩かなって感じで、さらにまぁもしできるとしたらこの地域の子供たちと一緒にアクティビティなんかやりたいなーって話してました。
本当に貧しくてお金がないので遊ぶ物もないし、遊ぶ場所もないから、何か簡単に作れるおもちゃなんて紹介できたらいいなーって話してました。
教員のあつしさん目線でいい発想!
わたしは、仕事では大人とばっかり関わっているからそういうアイデアってすぐにぱっとは出てこないですからね・・
やっぱり違う職種の隊員と関わるのも楽しいですね。
そして・・この視察の2週間後くらいに(今週の火曜日)にもう一度このバニャードに足を運んできました。
(ブログの記事反映に時差があります)
やっぱり現場に足を運んで、実際に現地の人に話を聞かないと見えてこないことって本当にあるなーって実感しました。
その話は詳しく次回書きます。
No.64 馬に乗った日
パラグアイでやりたかったことリストの一番最初にあった「馬に乗りたい」を実現することができました!
まぁ正確には、ただ馬に乗りたいだけではなく、馬に乗って走れるようになりたい!っていうのが本当にやりたいことなんですが・・
とりあえず、第一ステップとして(笑)
今回、私の友達の友達が馬を飼っているお友達を紹介してくれました。
友達の友達の友達・・
これもはや他人
人のつながってって本当に大事だなーーっていつも思います。
しかも、パラグアイ人って本当に優しい。
なんでかっていうと当日、私の友達が急遽来れなくなってしまったにもかかわらず、友達の友達が私を迎えにきてくれて、馬を飼っているその友達のお家まで連れてってくれました。
友達の友達からしたら、ただのボランティア!(笑)
初対面の外国人を、隣街まで送り届け、そして馬乗っている間も終始見守ってくれて、最後はまた家まで送ってくれました。
幸せすぎて超笑顔になりました↓(笑)
馬と触れ合ってると、むっちゃ癒される。
定期的にいって練習を重ねたいなぁってすごく思ってる!
今回も周りの人のおかげで自分がやりたいことが実現できました。
人と人のつながりには日々感謝しないといけないなと思います!
P63. アメリカのボランティアとのコラボ企画
先日の話になりますが、アメリカのボランティア(Peace Corps)仲間が活動する現場の見学&視察に行ってきました。
彼の活動先は私の任地からバスで20分くらいの所で距離的にはかなり近いのですが、雰囲気は全く異なります。
なんせめっちゃ田舎。
彼は農業を専門にしている隊員で、そのコミュニティにいる女性を対象に野菜の栽培に関する指導をしています。
この日は、彼が主催する女性グループのミーティングに参加してきました。
ちなみに今回の見学の目的は、彼と協力し女性グループの活動をさらに活性化するための事前調査でした。
調査といっても私が実際に足を運んだ理由は、彼女たちが何か新たなことに挑戦する気持ちがあるかを実際に見たかったからです。
とうのも、こちら側がその気でいても、実際にやる人たちがやりたいと思っていなければ、絶対にうまくいかないからです。
本人たちの意思が本当に重要だからです。
しかしながら新たなことに挑戦することは、とても勇気がいることなので簡単ではないというのもよくわかってます。
そして今回の調査を通して、今彼女たちに必要なことも見えてきました。
彼とも相談し、今後彼と協力して一緒にこの地域でも少し活動しようということになりました。
きっと小さなことですが、それでもやらんよりいい!
新しいことやるんってなんでこんなにワクワクするんでしょう!
助けられる側よりも、助けたい側の想いの方が強いんだろうなーっとつくづく感じる。
熱い気持ちの仲間と一緒に活動できることも本当に嬉しいこと。
No.62 パラグアイでは起業するって考えがわりと当たり前?
最近は活動の他に週に2回、友達がやっている起業家を目指す人々を対象に行っているの講義をお手伝いしています。
5月から8月までの計3ヵ月にわたる講義です。
講義を通して起業に必要な知識をつけて、最終的にはビジネスプランを完成させるような流れです。
生徒は、だいたい25人くらいかな?
起業を目指すさまざまな人が参加します。
主婦、学生、会計士、事務員、学校職員など本当にさまざま!
既に職についていても、それがゴールではなく「自分で何かしたい!」と考える人がけっこういます。
なんてたって、給料が安すぎて生活が成り立たないからでしょうね。。
(物価がどんどん上がっているのに、給料のベースが上がらないからみんな本当に苦しいようです)
つくづく起業ってのがこちらでは普通のことなんだなと感じます。
お手伝いといっても、大したことはしていなくて、授業を始める前にアイスブレイクをやったり、グループワークのときに参加し発言を促したりそんなもんです。
あと、できていることと言えば、「日本では〇〇だよー」など、彼らが考えつかないような新たな発想を伝えたりします。それもある意味めっちゃ異文化交流!
普段はだいたいオフィスにいるので、外に出て全然違う環境で、色々な人と一緒に仕事をするのがとても楽しくて嬉しい!
この後半のタイミングでたくさん新たな人に出会えるのはとてもありがたい!
友人のジョアナに感謝です!
そういえば、こないだ馬に乗ってきましたー!(笑)
ずっとやりたかったことの一つ!
そのことについては次回書きます!
No.61 長らく更新してませんでしたが元気です。
みなさまお元気でしょうか?
私は、元気です!
昨晩は、なぞの目まいがありましたがきっと1週間の疲れでしょう!
(あまり気にしないことが協力隊として元気に活動するコツ)
気が付けば、任期も残り7カ月。。
焦っても何も変わらないのだけれども、少しづつ焦りがでてきてます。
どこまで活動の成果を出せるのか。
ここ最近はというと、スペイン語検定DELEに向けて必死に勉強してました。
DELEとは、スペイン語を母国語としない人々のスペイン語能力を測るテストで、世界100カ国以上で実施されています。そしてスペイン語レベルを保証するものとして国際的に認められています!
そんな試験を先週末に受けてきました。もう終わった今は願うだけ!勉強の成果が出ていますように!
・・・結果は3ヵ月後くらいにくる。
まだまだすぎて忘れちゃう。
将来、スペイン語を使って仕事もしていきたいし、なんとしてでもレベルB2(中上級)は帰国までにとりたい。
活動のほうはというと、色々悩みはありますがそれなりに計画通りできていると思います。
なんならいつも悩んでる。
その中でも、今年から新たにLANSOLとして挑戦していることが二つ。(現段階で)
1.LANSOL主催のコンサルタントのお仕事
これまでプロジェクトを通してのコンサル業はやってきていましたが(雇われコンサル)LANSOLと直接契約を交わしてコンサルするのは今回が始めてでした。
今回は、卸業者のオーナーからの依頼で「従業員のモチベーションアップを図る」というのが目的でした。
計4回の講義に加え、講義後にオーナーへ毎回フィードバック。
最後には、従業員個人の評価を実施しました。
計2ヶ月に渡るフォローで、従業員の雰囲気や行動が変わったととても喜んでくれました。
このように、上手く進むケースは本当にまれです。
継続して参加してることがとても難しからです。
すぐに成果なんて見えるわけないのに、変化がないとすぐに諦めてしまう人が多い。
継続は力なりって日本だけ?
それにしても、LANSOLを信頼してくれた起業家に感謝です。
2.SNSを活用したLANSOLの宣伝
これに関しては、書き出したら長くなるので簡単に。
ただ単に気がむいたら更新するのはもうやめましょうと!
まず最初にどういうふうな考え方で、広告宣伝をすればいいかということを伝えるために、消費者の購買行動モデルを※AISASの理論について説明をしました。
・A:Attention(認知・注意)
・I:Interest(興味)
・S:Search(検索)
・A:Action(購買)
・S:Share(情報共有)
※上記それぞれの頭文字をとってAISASと呼ばれています
私たちはモノを売っているわけではないですが、サービスを提供したいので考え方は同じです。
なのでこの消費者の行動プロセスをしっかり理解しながら、SNSも更新していこうということを理解してもらい、みんなで宣伝計画を立てました。
これも大きな一歩です。(でも成果は見えにくい)
その作戦に沿って、記事や写真をSNSにアップしていこうと少しづつ実践中。
さらに、アップするだけではなく、閲覧数やフォロー数の変動も見て効果検証をすることも頑張って覚えてもらってます。
近々やりたいこと。
『ビジネスアイデアコンテスト』
お願い。帰るまでにこれはやらせてください。
融資だけが問題。でも、これも私の頭の中にあるストーリをしっかり形にすれば絶対にできる!
あと、活動以外でやりたいこと。
1、馬に乗る。乗馬の練習←1番やりたい
2、ヨガ教室に通ってヨガを習得。そして瞑想の達人になる
3、スペイン語をしっかり勉強してDELE B2獲得
4、トーイックの勉強をし始める(帰国後チャンスがあれば海外部門へ行かせてもらえるように事前に準備)
もう少し頻度を上げて更新していきます。
No.60 突撃!隣の晩ごはん~パラグアイからの発信~
1年目を過ぎたらやろう!と言ってきた企画!
その名も『突撃!隣の晩ごはん』(*^^)v
相方であるなつりさんと始めました☆
むかーしやっていたテレビ番組のパクりですが、趣旨は協力隊員の家に押しかけて晩ごはんをごちそうになるという企画。
第一弾は、ロマプラタに住む同期隊員りささんのところへ!
首都アスンシオンから約450kmいったところで、むちゃくちゃ遠い!
バスで7時間かけていってきました。
晩ごはん企画の前に、ロマプラタ観光と、隣街のフィラデルフィアにも行ってきました!
りささんには本間に申し訳ないですが、なんもない!(笑)
夜は待ちに待った『突撃!隣の晩ごはん』
りささんちでの晩御飯は、エビチリ、チャーハン、野菜のスープでした!!!!!
(みんなで仲良く作りました)
むっちゃやらせですが、しっかり作った後に動画撮影しましたー!!!
家入るシーンからしっかり撮って、食レポもばっちりやりました!
(動画を見たい方はインスタからどうぞw)
なつりさんほんまにアドリブがすごくていっつも関心(#^.^#)
隊員の任地を知れて、かつみんなで美味しいご飯を食べれて最高でしたーーー!
ちなみに2日目は、みんなで餃子を作りました!
この企画、引き続きやっていきますよー!!
次の突撃はどこかな??
おたのしみにーーー☆!!
No.59 LANSOL(配属先NGO)の組織改善
今日は、2年目の目標の一つである「LANSOLの組織改善」について少し書きたいと思います。
【ご参考までにこちらの記事もぜひ】
paraguay-vidaloca23.hatenablog.com
ちなみに、改善というとすごく大がかりな感じがしますが、そんなすごいことはしてませんし、しません!
でも、どうして改善が必要かというと、運営に問題があるからです!
というのも、運営資金の確保をプロジェクトに依存しているため、活動はプロジェクト次第!みたいなとこがあります。
すごく簡単にいうと、政府から支援されている大きなNGOとか国が発信するプロジェクトを獲得して、そのプロジェクトから得られる資金で、LANSOLの運営を賄っているイメージです!!
まぁ他にもLANSOLの敷地内を起業家に貸し出してるので、家賃収入もありますがそれはごくわずか!
そうは言ったものの、NGOという組織の大半は資金繰りに苦労していると耳にします。
この問題をざっくり言うと、
1.活動計画がない
2.運営資金繰りが不安定
そんな問題を少しでも解決していくため、LANSOLに対しての指導を開始することにしました。
これは帰国まで継続的にフォローしていくことですが、現在までにやったことについて書いていきます。
1.SWOT分析
SWOT分析*1を行う理由は組織とかによって異なると思います。
今回、わたしたちの大きな目的は『現状を把握した上で今後の活動方針をざっくり決定する』ということです。
2018年度を振り返り、2019年に向けて活動の方向性決定、また実際にスケジュールを作っていくためのベースとなるものと考えました。
LansolメンバーもSWOT分析は知っていて、むしろ起業家支援の講義とかでたまーにやってます。
しかし実際に自分たちを対象にはやったことがなかったみたいです。
今回すごく良い機会だと、配属先メンバーもしっかり乗ってきてくれ、とても回しやすかったー。
資料を作成し、目的をしっかり説明!
最初は個人ワーク⇒その後1人づつ発表
ここまでの作業だと分析というよりは、情報収集にすぎないです。
大事なのは、SWOT分析をやったあと。
2.SWOTクロス分析
SWOTクロス分析とは、1の作業で出した情報「強み」「弱み」「機会」「脅威」をそれぞれを掛けあわせて、以下の4つの問いを答えていきます。
①《強み×機会》
強みを活かして機会を勝ち取るための方策は?
②《強み x 脅威》
強みを活かして脅威を機会に変える差別化とは?
③《弱み x 機会》
弱みを補強して機会をつかむための施策とは?
④《弱み x 脅威》
弱みから最悪のシナリをを避けるためには?
もっとも大事なのが①《強み×機会》です!!
今回は、①と③のみをみんなで考えることにしました。
作業の流れとしては、最初と同じで個人ワークからの、1人づつ発表というような流れです。
作業しやすいように、プリントもオリジナルで作成!
本作業を経て、戦略案がいくつも出てきました。
3.活動の年度スケジュール作成
SWOTクロスで出た戦略を元に、年間スケジュール(ラフ案)を作りました。
これまで、年間スケジュールなしで活動をしていたようなので、場面行動はやめて「計画に沿った活動を行う」というのが目標です。
スケジュール(ラフ案)をベースに何度かミーティングを重ね、優先順位をつけていきました。
今後は、定期的にミーティングを実施し、その都度更新していくということを約束してもらいました。
この1年で、スケジュールにそって活動するということをしっかり身に着けてほしい。
行き当たりばったりでは、まともな組織とはいえない。
4.年度の予算計画表作成
最後に、予算管理についてもつっこんでみました。
予算を管理する上では、収入と支出を見ないといけなくて、支出の中にはメンバーの給与も入ってます。
ついては、予算を管理する=彼らの給与も知ってしまうことに。
なので信頼関係が築けていない状態で、予算の管理は難しいと思いタイミングを待っていました。
そして結果的に、このタイミングでよかったと思ってます。
まず最初に、2018年度の収支を秘書からヒアリング。(ここで、Lansolが活動していくために必用な最低限の予算を把握)
そして、2018年度の実績を元に2019年の予算計画を作り、ミーテイングの場でみんなで確認を行いました。
今後、毎月管理していきたいと思っています。
これをやってからもう1カ月以上が経過しているけれど、活動計画のミーティングがまだ実施されてない。(笑)
そんなものです。
しかたない!そろそろミーティングの招集かけるか!
*1:目標を達成するために意思決定を必要としている組織や個人のプロジェクトやベンチャービジネスなどにおいて、外部環境や内部環境を強み (Strengths)、弱み (Weaknesses)、機会 (Opportunities)、脅威 (Threats) の4つのカテゴリーで要因分析し、事業環境変化に対応した経営資源の最適活用を図る経営戦略策定方法の一つである