No.78 最後の最後まで安心させてくれないパラグアイ人!でも最後はちゃっかりやり遂げるパラグアイ人!
約2ヵ月間に渡るプロセスを経て、25日(金)に無事ビジネスアイデアコンテストを開催することができました!!
↓前回の記事は以下から
paraguay-vidaloca23.hatenablog.com
計19名の起業家が審査員を前にビジネスプランの発表を行いました。
この19名という数は、過去これまでに開催したコンテストで一番多い人数だったようで、配属先メンバーもかなりテンションが上がっていました!(わたしが配属されてからは、今回の実施が初めてですが)
それにしても『終わりよければ全てよし』ってパラグアイのことわざ?って思うくらい、本当に最後の最後まで私を安心させてはくれませんでした。(笑)
コンテスト当日は、13時スタートということで、”もちろん”何度も参加者に伝えてきたわけですが、、
当日の朝「今日何時に行けばよかったけ?」と連絡が入ってきました。
がーーん。
前日にも時間の確認メールしてるんですけどーーーみたいな。
さらに「ビジネスプランは紙で印刷していかないといけない?」という質問も。
ううううう。この連絡も何度も答えたよーー
当日まで呆れさせないで!と願いましたが、無理でした(笑)
ちょっと考える前にまず質問するという風習
そして、その後も続きます。
スタートの時間、13時になって集まっていた人数は20人中たったの5人。(まぁ予想通り)
そもそも、コンテストの審査員も時間通りにきてない!(笑)
13時半頃から少しづつ参加者が到着しだして、始められたのが14時すぎでしたが、それでも全員そろっていませんでした。
まぁこれでもパラグアイにしては、まだ時間守られてる方かと、、笑
悪びれた感じがまったくなく、こっちが時間を間違ってたかな?って思うくらいみんな堂々と遅れ、堂々と入ってくる!
そう、それがパラグアイ人!
そしてスタートしてからちょっとして、私が指導してきた起業家2人が来ていないことに気づきました。
まさかと思い連絡してみると、1人は「仕事で4時まで抜けれない」ということ。
「仕事??????」
今日がプレゼン当日なのに、4時まで普通に仕事してるってどういうこと?
そして、もう1人は、「やっぱり参加できない!」と返事が・・
「??????????」
こっちに関してはもっと意味がわからない!
一緒に準備したビジネスプラン発表してくれよーーーってキレちゃいそうでした(笑)
が・・・
しかしながら、パラグアイ生活1年9ヶ月目のわたしは、そんな事にももう動じません!
全ては想定内です。(内心、ショックではありますが)
そんなことがありましたが、気持ちを切り替えてコンテストがこれ以上不備なくしっかりと進めていけるように努めることに集中しました。
ご想像ができるように最後までバッタバタ!
このように本当に本当に色々ありましたが、ビジネスプランの"ビ"の文字も知らなかった人たちがここまでできるようになったことにとても感動しました。
そして、最後の最後でしっかりと仕上げてくる(最後はいっつもできちゃう)パラグアイ人に今回もまた本当にびっくりさせられました!
ボランティアみんな同じ気持ちなはず!
最後絶対にちゃっかりやり遂げるのがパラグアイ人(笑)
このビジネスコンテストは、起業したい人の最初の一歩を踏み出すきっかけとなるとっても重要なイベントであり、今後も継続してやっていってほしいなと思っています。
資金の関係でなかなか頻繁にはできないという現実はあるものの、このような活動成果をしっかりと宣伝し、支援元を見つけてせめて年1回は実施を目指してほしいです。
ひとまずは、無事に開催できたことを喜び、そして配属先メンバーの協力と周りの支援に感謝したいです。
隊員仲間も応援にきてくれました!
本当にありがとう!
そして今後の流れは、月曜日にランソルのSNSを通して優秀者上位5名の発表を行い、それぞれの順位に応じた金額内で、起業に必要な物品を買い揃えます。
全ての買い物が終わったのち、11月15日(金)にJICAの所長をランソルにお招きし、表彰式を実施します。
そこで物品の贈呈を行います。
ここまでで終わりではありません。
ここからが最も重要です。
上位5名の優秀者は、ランソルメンバーによる1年間のフォローアップを受けることができます。
私は残り2ヶ月で活動が終わってしまうため、彼 / 彼女たちのお店の発展を見ることはできませんが、この仕事については、後任のボランティアへ引き継ぎたいと思っております。
そうなんです!!
私の活動の後任を呼びましょう!というとても嬉しい提案があり、現在JICAと一緒に要請案を作っております。
現在、申請のプロセスなので実際に要請案が通ったらまたここでご案内します!
では、今日はこの変で!